女性特有の症状(各種婦人科疾患)について
当院で対応している主な症状
一口に女性疾患といっても様々な症状があります。
当鍼灸院はご来院の約8割以上が女性の患者様なので、様々な女性特有の症状に対峙することが多いのも特徴のひとつです。
主に対応している症状としては
不妊症、妊活(自然妊娠、クリニックとの併用)
妊娠中のトラブル(初期流産予防、つわり、各種痛み、逆子、安産、カゼ、自律神経症状など)
産後のトラブル(腰痛、便秘、下痢、痔疾など)
月経に関するトラブル(生理痛、生理不順、月経過多・過少、PMSなど)
更年期障害による様々な症状
冷え症、のぼせなどの寒熱症状
便秘、食欲不振などの消化器症状
肩こり、腰痛、頭痛、関節痛、神経痛などの各種こりや痛み
自律神経・内分泌(女性ホルモン)系の乱れによる様々な症状
その他
東洋医学からみた婦人科疾患
東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
女性特有の様々な症状、すなわち今現在起こっている様々な症状は、五臓の虚から発生した寒または熱、或いは瘀血の影響を受けて出ています。
寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は肝・脾・肺・腎の各臓それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。
治療
治療は東洋医学的病理考察に基づき、症状を引き起こしている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。
・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対する処置(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対する処置
・局所(症状)に対する処置
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対する処置