不妊治療の周期(頻度)
基本的な方針
基本的には体質改善を目的とした治療を数周期行った後、クリニックとの併用治療を行った方が望ましいです。しかし、クリニックでの治療中に当院への受診に至ったケースが大半を占めていますので、当院ではクリニックでの治療の成果が最大限に発揮できる様、その周期に合わせて治療を行っていきます。
鍼灸単独の場合は患者様と身体の状況把握をしっかりと行ないながら最適な方法で治療を行っていきます。
個々の身体の状態等によって治療頻度の違いがあります。ここでは当院の基本的な治療の周期をご紹介いたします。
※諸事情等により来院の継続が困難な方は、適宜状況に合わせたり、タイミング法・人工授精・胚移植の時期に合わせた時のみの治療もお受けしております。どうぞお気軽にご相談ください。
※不育症や流産歴がある方は少し早めに体調を整える体質改善目的の治療を施してから、クリニックの周期にあわせた治療に移った方が効果的です。
※治療の経過、成果につきましては、体質や状態、感受性、年齢等によって違いがあります。治療頻度は出来るだけ各個人の状況に合わせて適宜調整していますので、遠慮なくご相談下さい。
タイミング法
低温期に概ね2~3回程度を状況に応じて行っていき、排卵日に合わせて行ないます。
人工授精
AIH実施日までに概ね2~3回程度を状況に応じて行っていき、最終を排卵日に合わせて行ないます。
体外受精・顕微受精
採卵のみの周期、胚移植のみの周期、新鮮胚移植など状況により若干の違いはあります。それぞれの実施日までに概ね2~3回程度を状況に応じて行っていき、胚移植がある場合は移植日に合わせて行ないます。
体質改善等
・お休み期間中の方
・服薬や注射等で月経を止めたり、ホルモン値等の数値の調整をしている方
・これからクリニックを受診しようと考えている方
・妊活に関心がありこれから妊活を始めようと思われている方
身体全体の底上げ(妊娠しやすい母体作り)やホルモンバランス等を整えるのを中心とし、概ね7~10日程度に1回の施術を行っていきます。(個々の状況により適宜調整)
陽性判定後
陽性判定が出た後は安胎に向けての治療を提供しています。
妊娠初期から始まるつわりや気だるさ等の各種症状にも対応しておりますが、胚移植を行った方、流産歴のある方、不育症の方は妊娠の維持を優先させていただいております。
胎嚢確認、心拍確認、専門クリニック卒業と順次経過を辿っていける様最善を尽くさせていただいております。その後産科へ転院したあとも、安胎・安産・妊娠中の健康管理としてそのまま継続される方が多くいらっしゃるのも当院の特徴です。