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便秘と下痢


現代医学と東洋医学の「便秘」と「下痢」の概念の違い

現代医学では便秘とは便が大腸内に長く停滞し、排便回数・排便量が減少した事をいいます。そして下痢とは液状ないし半流動性の便を排泄する状態をいいます。これは腸の運動性や機能性を重視した考え方に基づいているものと考えられます。
これに対して東洋医学では便秘と下痢の概念や捉え方に若干の違いがあります。東洋医学では腸の機能性といった捉え方ではなく、排便を熱や水の排泄の一つの現象として捉え、便の形状や硬さ、水分の量などで区別しています。
例えば便が数日出なくても出る時軟便であれば下痢とし、出る時最初硬い便であとから軟便または水様便であればこれもまた下痢と考えます。また、毎日排便していても硬くて黒い便であるならばこれは便秘と考えます。

東洋医学(経絡治療)からみた便秘と下痢

東洋医学では全ての疾患・症状を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
胃に入った飲食物は小腸→膀胱を経て小便として排泄され、小腸→大腸を経て大便として排泄されます。これが排泄の基本で、これらの腑(小腸、大腸、膀胱)を支配しているのは「脾」なので排便異常は脾虚から起こるのが原則です。しかし、「腎」は下焦(下半身)・二陰(大小便の出口)を支配し、その影響は腸にも及びますので、腎虚に関係する便秘や下痢もあります。また肝虚は腎虚も伴いますのでこれにも便秘や下痢があります。「肺」も大腸とは表裏の関係にあるので排便異常が起こりやすいです。という事は便秘や下痢は「肝虚」「脾虚」「肺虚」「腎虚」から起こり、そしてこれらにはそれぞれ寒証と熱証がありますので、全ての証に現れるという事になります。

各臓に関連する原因(病因):便秘・下痢
  各臓に影響しやすい病因、関連疾患 便秘と下痢の特徴
肝虚(血) 精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、産後や手術後、婦人病、イライラ、肝虚体質など 熱証(便秘ぎみ、便秘はさほど気にならない、下痢はない)
寒証(月経中に下痢、常に下痢か軟便、下痢して冷える)
脾虚(気・血・津液) 思い悩む、考えがまとまらない、暴飲暴食、冷飲食、内臓疾患、熱病、脾虚体質など 胃実熱証(便秘して苦しく下痢して気持ちよい)
胃虚熱証(便秘して腹が張る、便秘と下痢を繰り返す、腹痛の伴う下痢、下痢して気持ちよい時がある、裏急後重)
寒証(常に軟便か下痢、下痢して疲れる、小便回数と量も多い)
肝実熱(便秘または兎糞便)
肺虚(気) 熱病の初期、肺虚体質 熱証(体質としての下痢は気もちが良い、冷たいものを取ると下痢、熱病の経過中に下痢する時がある)
寒証(冷えると下痢、肺気の停滞で便秘する事がある)
腎虚(津液) 労働、房事過度、立ち仕事、高血圧、恐怖、腎虚体質など 熱証(便秘して小便回数増、腹痛ない下痢して小便回数減)
寒証(腹痛のない下痢、)
肝実(瘀血) 婦人病、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、うつ病、肝実体質など 便秘の傾向、兎糞便、硬い便

悪化しやすい事柄

・過度のストレス
・感情の乱れ
・暴飲暴食・飲酒・冷飲食・コーヒーなどの刺激物
・体を冷やすと下痢や便秘になりやすい
・軟らかいものや肉類ばかりを食べていると便秘しやすい
・不摂生

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・腹部へのアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

>>施術内容と治療の流れ

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